liepajaからsaldus 102キロ
liepajaの公園のテント暮らし波の音がうるさかったけど無事寝れました。モンベルのムーンライト2型、素人の私にも簡単に設営出来ました。虫も入りにくい設計で荷物を置いてもゆったりと眠れ、モンベルのKさんの忠告を聞いて正解です。今日はRigaまでの半分のsaldusという所に目標を置いて走ります。
Aナンバーの幹線道路です。白線の外側50センチをビュンビュン車を気にしながら走ります。前回と違い車の量が減ったので走りやすいのですがダラダラ坂が続くしんどい道です。ギアチェンジの方法がわかり人差し指でちょんとやるとギアが変わる優れものです。
ラトビアはリトアニアに比べると道路状態が最悪!ガタガタが続いたり工事中があったりと今日も心が折れそうです。そんな中でバス停で休んでいると車に送られて降りる青年がリュックを担いで近づいてきた。ロシアの青年でヒッチハイクをしているという。同じ旅人同士心が通じあった。一期一会。心の温まる一時でした。saldusに着きホテルを探すと36ユーロで朝食つきの綺麗な部屋に恵まれました。ラトビアは物価も安くホテルも綺麗。
バルト3国が益々好きになって来ました。今日は日曜日でレストランが休み。ファストフードでピザとフライドポテト。お姉さんに写真を撮っていいかと言うと恥ずかしそうにポーズをとる。嬉しそうに笑ってくれて有り難う!
クライペダからliepaja 109キロ
リガまでどのルートを通るか考えていると地球の歩き方に夕陽の綺麗な街という文を発見。25キロ離れたpalangaという保養地。
近いけどゆっくり行こうと海沿いのルートに決定。昔、若い頃50ccのホンダのスーパーカブのオートバイで沖縄に行った時、夕陽を追っかけて走った事があった。青春してる!とロマンチックな青年でした。その時の気持ちが蘇り出発。道はAとかEとかつく幹線道路。横をビュンビュン車が通り過ぎ、白線の外側を走っていると50センチぐらいになり高速道路に放り投げられた状態になり道から外れようにも畑が続いていて出られない!路側帯の芝生をとぼとぼと心が折れそうな気持ちで歩いていると、反対車線に外に出る道を発見。どこへ行く道か解らないけど此処から脱出しなければ命が無いと思い反対側に行くと1メートルはある路側帯を発見!ドイツでよくある片側だけ自転車道があるパターンでした。palangaは保養地で人びとがバカンスを楽しんでいる。海に出ると風が強く曇り空。
夕陽は諦め次の街liepajaに行くことにした。
自転車道が10キロ位続いていてバカンス客が楽しそうにサイクリングをしている中を一緒に走る。さっきの折れそうな心が吹っ飛びました。再び幹線道路に戻るとこんどは向かい風。再び折れそうな心で走ってました。10時30分出発でliepajaに6時着。ホテルを探すがどこも満室!初めてのテントを張る為海のそばの公園で設営。すると夕陽が待っていてくれて感動の瞬間を味わいました。再び青春しました。10時ごろまで明るいので夕陽をずーっと見ていたけどなかなか沈まない!北に来ているのだと実感!今日の走行距離109キロ。
リトアニア クライペダ到着
午後4時30分リトアニアのクライペダに予定時刻通り到着!船の上から見えるクライペダは海の上にちょこんと陸が一直線にどこまでも続いていて山が無い!と言うことはギアチェンジを使わなくても走れると思うと未知の国リトアニアが急に親しく思うのでした。
陸に上がるとインターネットがスムーズに動くのでビックリ!地球の歩き方にスカイプを開発したのがバルト3国のひとつエストニアであるのを知るとなるほどと理解。
予約していたゲストハウスにも迷わずたどり着きおまけに綺麗なシングルルームでリトアニアが好きになりそうです。
偶然入ったレストランが地球の歩き方に載ってたメーメリスと言う古い倉庫を利用したビアレストラン。料理もビールも安く腹一杯食べビールも大ジョッキ2杯のんで20ユーロ。
この先が楽しみです。
バルト海 フェリー航海中
一面に広がる海原。ゆったりと静かに時が流れて行きます。19時間の船旅。回りをみると体がごつく腕の筋肉がモリモリのドラえもんのジャイアンふうのたぶんトラックの運ちゃんがビールを飲みガヤガヤとくつろいでいます。日本人ののび太も負けじとビールを飲み昨日のパンの残りで夕食です。
ドイツ人の自転車旅行者が自転車を留めるのにサイドバックすべてを外して部屋に運ぼうとしている。のび太は必要な物だけ持ち込んだらいいと考えていた。島国生まれの日本人は安全が当たり前で取られる訳がないと人を疑わない幸せな人種です。鍵でも5キロはあるのではないかと思うほどの頑丈なのを持っていけと言われた。色んな人種が集まるのは
いかに自分を自分で守れるかを他人を当てにせず生きていかねばならないと思った瞬間でした。