タリン観光そしてフェリーでストックホルムへ
午後4時ストックホルム行きのフェリーに乗船するのに、ゆっくりとタリンの街を観光出来る。振り返ればバルト3国、地球の歩き方に書いてる観光地をまともに見たのはリーガの大聖堂だけです。ユダヤ人救出の杉原千畝さんの日本領事館にも行きたかったし、他にも見たい所はいっぱいあったけど、自転車旅行の限界を感じました。通り道に観光名所があれば寄れるけど、外れているともう無理。これも中年サイクリストの宿命なのかー。
ストックホルム行きのフェリーは10階立てのビルディングみたいにどデカい!54ユーロしか払って無いのに4人部屋のベッドルーム。
何だか得した気分です。4ユーロのスープと買い込んできたパンとビールでリッチに夕食です。
今回の走行距離。
リューベックーケール 90
小計 175
クライペダーリエパーヤ 109
リエパーヤーサルドウス 102
サルドウスーリーガ 129
リーガーツェースイス 106
ツェースイスーサラクグリヴァ 100
サラクグリヴァーパルヌ 92
パルヌームフ島 79
ムフ島ーヒーウマ島 50
ヒーウマ島ータリン手前 106
タリン 10
小計 883
合計 1058キロ
タリン到着!
タリンまで後10キロ。ホテルを出ると足取りが軽い!タリンまで坂を下るみたいにスイスイ進む。実際坂道が多く海に向かっているのを肌で感じました。フェリー乗り場に行きストックホルムの切符売り場でクライペダからキールの切符をキャンセルするつもりがここの港から45キロ離れた港だと言われた!ガーン!14000円もするのに。45キロ走るか諦めるか?インターネットでその港のストックホルム行きを調べるとストックホルムからかなり離れた港に着くのと自転車は載せれない事が書いてあった。船会社によって色々有る事が解った!タリンから出る船会社はバルティッククイーンと言って、なんとストックホルムまで自転車込みで54ユーロで乗れる事が解った!半分の値段で行ける!インターネットで申し込むより現地で直接買っても安い事が解った。今日は久ぶりにちょっとだけ高いスパ付きのホテルを選んで温泉に入れると楽しみにしていたらプールでほんのり暖かい浴槽が有るだけで、裸では入れず水着で入らなくてはならない。考えた末、自転車用のズボンを履いて洗濯がてら浴槽に浸かり旅の疲れを癒やしました。
ヒーウマ島からフェリーRohukulaへそしていよいよタリンの近くまで!
夜中にテントから出ると、雲の間から大きな星とお月様を見た。この国にも夜があったんだとバルトへ来て初めての闇夜を体験した。
今は毎日が明るくて気温も5月位の過ごしやすい季節を旅しているが、冬は一日中暗く寒さも厳しいのが、人々がマキを山のように積み上げて冬の準備をしている姿を見ると想像出来る。タリンからストックホルムへ行く事を決めた時、次は冬のバルトを見てみたいと考え、たぶん自転車では無理だと思うのでバスか車かなどと妄想の中を眠りについた。
森の中を走っているとタイヤが地面と擦れ合う音が聞こえ、鳥が羽ばたく音、風の音、色んな音が静けさの中を楽しませてくれる。
今日でバルトを走るのが最後と思うと残り105キロが愛しく思うのだが現実は遠い道のりでした。
サーレマー島からヒーウマ島
Muhu島のkoguva村のホテルは学校の寄宿舎のような建物で清潔感に溢れていました。受付の女の子も親切に対応してくれ突然訪れた私を暖かく迎えてくれました。リトアニア、ラトビア、エストニアは観光に力を入れて要るのが解ります。ホテルやレストランの女の子や男の子すべてが英語を話、笑顔が素敵で気持ち良く対応してくれます。
Muhu島とサーレマー島の間に土を盛って作った橋は全長4キロ。風と雨雲と戦いながら渡りました。人々の努力を感じます!
サーレマー島からヒーウマ島のフェリー代は4.5ユーロ。1時間でヒーウマ島に夕方6時に到着。kainaまで13キロ。今日はその町の公園でテントを張るつもりが、ドンドン走ってヒーウマ島と本土を結ぶフェリー乗り場まで走りました。9時30分到着、明るいので助かりました。走行距離80キロ。
parnuからvirtsuフェリーでMuhu島
タリンからストックホルムのフェリーを発見!予定を変更。parnuからタリンまで頑張れば1日で着く距離だが今回予定に無かった島巡りをする事にした。地球の歩き方にMuhu島の民家はほとんどB&B形式の宿になっていて、伝統的な建物に宿泊出来る。
この一文を頼りにフェリー乗り場のvirtsuに向かう。距離にして75キロ。楽勝に到着!多分Muhu島のフェリー乗り場には、歓迎の旗がなびきB&Bの案内が有るだろうと勝ってに想像してビールを飲みフェリーでくつろいだ。
今日は自転車を漕がなくてもと思うと久ぶりにリラックス出来た。30分で到着!港に降りると何も無い。B&Bのあるkoguva村は島の反対側。おまけに空が暗くなり始め予報では6時頃雨が振りそう。20キロを必死に漕ぎkoguva村に着くが案内が無い!ホテルらしき所に飛び込み手続きをしていると雨が降りだした。間一髪セーフ!今日は結局95キロを走った。
salacgrivaからparnu 89キロ
salacgrivaから国道と平行に走る自転車道を走っていると、いつのまにかエストニアに入っていた。なんとなく住宅が多くなりマンションが連なりラトビアとは一味違う雰囲気になってきた。サイクリストも増えてきてすれ違うたびに手を上げお互いのエールを交換する。青春してる!自己満足です。家で留守番しているお母さん有り難う!土産話をいっぱい持って帰るからね~!parnuに入ると観光客でいっぱい!インターネットでホテルを見ると結構高い。インフォメーションでホテルを聞くとインターネットで自分で探せという。中心より少し外れているがお手頃なホテルを発見!体が臭かったので今日はシャワーを浴びるぞ~!後少しでタリンに着きます。
北海道のUさんコメント有り難う!心の支えです。美味しいお酒飲みに行きます!
cesisからsalacgriva 99キロ
cesis19時到着。それでも昼の3時位の明るさ。とりあえず夕食。スープとハンバーグ。バルトに入ってから色んな所で肉を食べるがとにかく美味しい!広い草原でゆったりと草を食べていてのんびりと過ごしている牛達を見かける。自然放牧の味だと納得。テントを張るつもりでいたが地球の歩き方に家庭的なホテルの一文に惹かれて夜8時を回っているが訪ねると若い親子が親切に対応してくれた。ダブルベットの綺麗な部屋。朝食つきで44ユーロ。ツェースイスは名前の通り綺麗な街です。ツェースイス城跡がありローソクを持って地下に降りるとトイレ一つの牢獄があった。冷たく暗い部屋にいるとすぐ反省するだろうね~!今日のルートはPが付く道路。やっと解ったのだが、AEが主要幹線道路つまり都市間の高速道路。Pが町の間の幹線道路。だからPルートも舗装されていて車も少なく快適に走れます!次の目的地salacgrivaまで13キロ。4時30分。余裕で到着と思っていたら落とし穴。なんと10キロが舗装前のガタガタ道。車が通ると砂煙、パンクしそうなので延々3時間ガタガタと自転車を押しながら歩き続け、おまけにアブにチクチク刺され街に着いたのが20時。とりあえず夕食を食べて、公園でテントを張ってバタンキュウでした。