遂にサンティアゴに到着!
朝5キロ先のアルベルゲに向って出発。
途中で出会ったベテランの日本人の方にサンティアゴのアルベルゲを紹介して貰っていたのだ。朝9時30分だったけど受付してくれて、リュックを置いて大聖堂に向かう。細い道をぐるぐる行ってると、突然あの天を着く3本の塔が現れ、広場で巡礼者が喜びあって写真を撮っている。我々も記念撮影をして、この長い巡礼の終わりを喜びあった。山を登った達成感とは違う喜びであり、自転車で一人旅の達成感とは違う、やはりパートナーと一緒というのと同じ目的、同じ行動の巡礼者達との到達点が大きな喜びになって、広場で爆発したのでしょうね。大聖堂のミサと煙のお祈りを受けて今回の旅は終わりました。
ブエノカミーノと人びとがニッコリ笑って挨拶する姿は平和そのものでした。
いよいよサンティアゴの5キロ手前!
サンティアゴまで5キロ手前に800人収容出来る巨大アルベルゲがある。本には団地見たいだと書いているとうり、一つの村が出現している。後5キロでサンティアゴに行こうと思えば行けるのだが、巨大アルベルゲがどんなものかちょっと興味があったのと明日午前中にたどり着き、新鮮な気持ちでゴールする、という最後のわがままです。
夏本番なら800人収容のここは凄い事になっていると思うけど、季節がずれると人が閑散として静かな団地です。この旅歩く事を毎日してきたけど、歩くという人間の基本を思い出したのだが、やはり歩くのは大変である。まして10キロのリュックと靴擦れの体にとって毎日が修行でした。しかしスペインの巡礼道のシステムはよく考えられていて、誰もがチャレンジ出来る可能性はあると思います。
アルスーアまで14キロ
サンティアゴまで45キロをきり、あと3日で到着。今日の歩行は14キロ。10キロ位までは何とか歩けるけど、残り4キロとくに町に近づくと、なかなか到着しない。町を見て嬉しくなる巡礼者ってなんか変ですね。でも現実喉がカラカラバルが現れるとビールを注文してしまう。ついでに腹がへりガルシアスープを流し込む。今日は頑張ったお礼にペンションに泊まろうとフロントに行くと満員だと言う。結局いつものアルベルゲ8ユーロです。夕方になると巡礼者が食を求めてウロウロしている。我々も求めて歩き回る。5時過ぎはまだレストランが開いて無くて、たまたま開いている店を見つけて食べる。チーズが有名と本に書いていたので注文。柔らかなほんのりと甘いとろけるチーズでした。
メリーデまで15キロ
今日はメリーデまで15キロ。距離的には短いのだが、久しぶりのリュックを背負っての歩きだ。ピレーネの時を思い出すズッシリ感。10キロは確実にある。思えば3分の一は無駄な物が入っている。やはり体重の10分の一が正解で余計な物を入れない。ついつい欲張って重くすると歩行距離に影響する。この旅もあと4日でサンティアゴ到着。残りを15キロずつ歩行する予定。最近は公営のアルベルゲばかりに泊まっていて8ユーロと安い。そのせいか顔見知りが多く泊まる。今日のアルベルゲで最初の頃に出合った地下足袋ぞうりを履いていた日本の若者に再開。彼はずーと歩き続けてここに辿り着いたらしく、なんだか逞しく思える。巡礼の旅を若い時に経験出来た彼の人生に乾杯です。年とってから経験してもほんの少し残りの人生前向きに生きれるかもです。
ポルトマリンからパラスデレイ
ポルトマリンからパラスデレイまで24キロとある。ちょっとだけ覚悟して朝を迎える。5時頃から雷が鳴り雨が滝のように降り出す。6時30分ごろ止んできたので、出発の用意をする。モーニングを食べてる間に雨が止み、スタートです。今日も登りから始まり30分位登る。アップダウンの繰り返しで、あと7キロの所で雨が降り出す。久しぶりのカッパ。大粒の雨でも中が蒸れないし雨水も通さない。でも雨の中の歩行はしんどいです。パラスデレイのアルベルゲでちょっとしたミスで4キロ位余分に歩いてしまった。今日の歩行距離30キロ超えたかも。オマケに土曜日でレストランが開いてなくてスーパーでパンとハムとチーズの夕食でした。